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2005年6月17日 (金)

アンシャープマスク処理

星雲や惑星のディティールを強調させるアンシャープマスク処理を,画像処理ソフトのフィルターではない方法で行います。

銀鉛でも使われており,PCでの画像処理初期の頃から使用されていました。処理の方法は,私が知っている範囲では,2種類あります。

基本的な原理は同じで,元画像の複製からぼかしたマスクを作り,元画像から減算するようです。以下に,2種類の方法を示しますがやり方が間違っているかもしれませんので,ご指摘をお願いします。

○共通に使う元画像です。前回のLRGB合成を行った結果の画像を利用します。

m8-lrgb-usm-av  

 

 

○加重合成による方法

usm-1 ①元画像の複製をモノクロモードに変換し,さらに階調を反転させます。そしてガウスのぼかしフィルターをかけます。ぼかしの程度により,強調される画像が変わってきます。今回は,ぼかし半径を3に指定しました。

 

usm-2 ②このぼかした画像を元画像に加重平均の合成を行います。加重率は,恒星の周りに黒いリングが出来ない程度に抑えます。今回は,加重率30%で合成してあります。

 

usm-3 ③合成後の画像は,コントラストが無い画像になっていますので,レベル調整します。これにより,星雲のディティールが強調された画像ができあがります。

 

○減算による方法

usm-4 ①元画像の複製をモノクロモードに変換し,ガウスのぼかしフィルターをかけます。今回も,ぼかし半径3に指定しました。

 

usm-4-p ②更に,ぼかした画像をトーンカーブ調整で,調整します。トーンカーブは,写真のように調整(ハイライトを抑えた感じかな)します。

 

 

usm-5 ③この画像を元画像から減算してやります。

 

 

usm-6 ④減算後は,星雲が抑えられた画像になっていますので,レベルの調整を行い,星雲を浮かび上がらせて来ます。

 

 

以上が,アンシャープマスク処理です。どちらがいいのか分かりませんが,私は,加重合成の方法をよく使ってました。減算による方法だと,色が強調される傾向になるようです。また,双方とも画像強調処理をしていますので,バックのノイズも同時に強調されていることを忘れないようにしましょう。強調しすぎると,非常にざらついた画像になってしまいます。

画像処理なんでも共通するのですが,控えめに少しずつ行うことが肝のようです。

次回は,星の色を出したいを紹介します。

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