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2008年6月28日 (土)

画像処理技能検定2級素材

20080628ami1よっちゃんさんの画像処理技能検定2級素材を処理してみました。
難しいお題です。
微恒星がビッシリの中に淡い星雲・・・
今までの方法で処理していると、星雲が強調されると同時に微恒星も存在感を主張してきます。
輝星保護マスクの出番なんですが、それでも抑えきれない状況です。
結果的には、ダスト&スクラッチを掛けた画像と元画像を重ねて微恒星を抑えることにしました。ちょっと邪道な方法かも知れませんが、効果はあります。
背景の色むらが若干気になったので、その辺りも少し修正しています。
色調がよっちゃんさんと違うのですが、よっちゃんさんのようなエメラルドグリーンには出来ませんでした。
以前、Hα+OⅢで撮影した時は、きれいなエメラルドグリーンだったので、色々やってみましたがダメ・・・。
なので、色調は諦めて、サクッと1時間強の処理時間で終了としました。

===エメラルドグリーンな色調編===
20080628ami2よっちゃんの画像処理後の色調は、どうやって表現しているのか・・・?を考えていました。
そして、結論は、この方法では無いかと思い処理してみました。
如何でしょうか?
エメラルドグリーンは表現できました!
上記の「Hα+OⅢのAOO合成」にヒントを得たのです。
方法は・・・
最初の画像をSI5に持ち込みます。そしてRGB分解。G画像とB画像を加算平均した画像を作ります。
これを仮に”Xチャネル”と呼ぶと、RXX合成として再カラー合成したものです。
RGG合成でもグリーンが強調されますが、Bの成分も加えた方が良いと思い、GB加算平均画像を使いました。

この方法とは違う方法で処理されていると思いますので、その辺りをよっちゃんにお聞きしたいですね~。

===更に最初の画像と重ねました===
20080628ami3RXX合成だと、恒星もGに偏る傾向があります。
そこで、最初に処理した画像と画像操作で重ねてみました。
元画像の恒星の色合いを少しでも引き継ぐためです。
画像操作の際に、マスク(元画像を指定:階調の反転)により星雲自体への影響を最小限して重ね合わせました。
これで、少しは恒星の色もG成分が少なくなった感じがします。
エメラルドグリーンが若干青くなりましたが、この画像も色調的には好みです。

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コメント

私もやってみましたが,微光星の押さえ方難しくて断念しました。この方法,効果ありますね。さっそく使ってみます。

そして同じようにエメラルドグリーンになりませんでした。どんなトーンカーブ調整すれば,あの色が出るのか興味あるところですね。

私は,ε180EDのシャープさを生かして星の色を強調して海外作品風に仕上げてみましたが,こちらの方が断然良いですね。
流石ベランダさんです。

投稿: GENTA | 2008年6月28日 (土) 14時54分

ベランダGPDさんはさすがです。星を小さくする方法をご自分で考えられたのですね!
よっちゃんさんといいベランダさんといい才能ある方はどんどんご自分で新しい処理を考えられすばらしいです。私が輝星マスクを使っただけの処理ではこの星の立体感は出ませんでした。
色もまた難しいですね。この素材を単純に強調していくとエメラルドグリーンにはなりませんよね。
画面右のむらは北から下がってきた暗黒帯によるものだと思うのですがいかがでしょうか?

投稿: T-Fix | 2008年6月28日 (土) 14時58分

GENTAさん ありがとうございます
以前から星雲強調には、微恒星が邪魔なので、ダスト&スクラッチ(1ピクセル)の画像を別途作成して、合成時の不透明度を調整しながら通常で合成していました。
今回も背景をコピーして、ダスト&スクラッチを掛けたレイヤーを重ね、不透明度を65%にしてあります。
その上に、各種調整レイヤーを重ねて処理しました。
GENTAさんの画像もアメリカンチックで私は好きですよ!
色調は、是非よっちゃんにお聞きしたいものです。

投稿: ベランダGPD | 2008年6月28日 (土) 15時34分

T-Fixさん ありがとうございます
ダスト&スクラッチの件は、GENTAさんへのコメントに書いてあるとおりです。
画面右の色むら・・・この辺りを実際広角画像で撮影したことがないので、彩度強調画像でムラに見えたので、少々除去してみました。
出きる限り背景をニュートラルにしたいと思ったわけで、実際暗黒帯だといじらない方が良かったかも知れませんね~。
ただ、強調していくと結構目立つので、補正した次第です。

投稿: ベランダGPD | 2008年6月28日 (土) 15時37分

大変返事が遅れました、長野まで長距離ドライブを下道で行っていたのです。(星とは無縁ですが…)
記事で取り上げて頂いて大変恐縮です。ありがとうございました!
拝見しましたが、星雲の色調がとっても自然になっていますね。
この元画像ですが、マキシムの現像が良くないせいか、そのままだと不自然な青味となってしまいますよね。この辺り、デジカメだとこんなことはないのにな~と思います。

星を小さくする方法ですが、一番小さな微光星の輝度を抑える意味で、この方法は有効ですね。
マスクを併用して、かかる範囲を狭めてやると、より副作用が少なくなると思います。
僕はまた違う方法ですが、基本的には考えは一緒だと思います。またそれは記事で紹介させて下さい。

あと、色調についてですがこれはGチャンネルを選択しPSの「画像操作」でBチャンネルの情報を比較(明)で数十パーセント持ってきたのですよ。星雲以外まで持ってくると星の色がおかしくなってしまったりするので、Labの彩度情報を元に星雲マスクを作ってそれを行います。

投稿: よっちゃん | 2008年6月29日 (日) 16時27分

よっちゃんさん ありがとうございます
私は、ST2000XCMの現像には、SI5しか使ったことがありませんが、確かに彩度がきつい「ケバイ画像」になりますよね~。
それはそれで仕方ないので、PSで修正するようにしています。冷却カラーCCDは、各ピクセルの持っている情報が、ストレートに出てくるので、現像を難しくしているんだと思います。
その点、デジカメの機能はすばらしいですよね~。
邪魔な星像を抑える方法は、方向性は間違っていないようですが、更に一工夫する必要がありそうです。副作用・・・確かに出まくりって感じですね。今後の記事を期待しています。
色調は、やはり・・・。実は、B画像をG画像に使うといい感じだったんですが、GBを加算平均してしまいました。
BをGに乗せる時に星雲以外をマスクするとは、さすがよっちゃんです。
その部分は、私には不足しているようですね~。
でも、今回の画像は、とても勉強になりましたし、自分の画像処理にも少し自信がつきました(笑)
ありがとうございました。

投稿: ベランダGPD | 2008年6月29日 (日) 16時53分

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