バラ星雲&オリオン広角ナローバンド
28日の夜に撮影したバラ星雲のナローバンド。
先ずは、HαとOⅢによるAOO合成。
この合成法は、比較的程良い色合いに仕上げることが出来ます。
このバラも、LRGB合成と余り違和感なく見えませんか?
ナローバンドでのカラー合成のメリットは、解像感!。そして、光害地でも何とかなる撮影方法です。
530mm+フルサイズでは、多少小さくなりますが、結構細かな構造まで見えていますね!
Hα・OⅢ=10mX6で、2X2ソフトビニング後、中心部を1200X1200ピクセルでトリミングして、1000X1000ピクセルにリサイズ。
極彩色のバラ星雲です。
SⅡ・Hα・OⅢによるSAO合成。
最も写りの良いHαをGに割り当てていますので、色合いがとてもカラフルになります。いわゆるハッブルカラー!
この色を出すのに苦労しました。MaxIMDLでカラー合成時のRGBのウエイトを調整し、SI6でレベル調整で色を探します。
更にCS3で、背景がマゼンタになっているのを補正しつつ、星の色も自然な色合いを目指します。肝心の星雲は、好みの色調保持したまま処理を進めていきます。
まだ、納得できる色合いではありませんが、2年ぐらい前に海外の方やMIKさんのSAO合成を見ていて、いつかは私も!と思っていましたが、それらしくなってきました(笑)
SⅡ・Hα・OⅢ=10mX6で、上記と同じサイズ調整をしています。
※AOO画像は、別館に1200X1200をUPしています。SAOも近日UP致します。
そして、90mmMacroレンズ+SXVF-H9で撮影したオリオン中心部。
魔女を諦め、オーソドックスにオリオンでも狙おうかと思いましたが、広角ナローバンドのカラー合成も面白そうと、半分お遊びで撮影しました。
結果は、広角故に背景が光害の影響でバラバラになってしまい、散光星雲なのか、色むらなのか分からない画像になって、画像処理に苦労しました。
とりあえず余り淡いところを表現するのはやめて、比較的明るい星雲のみに注意しながら処理を進めました。
カメラレンズだと色収差があり、フィルター毎にピント位置がずれます。いちいち修正するのも大変ですから、Hαでピント合わせて、そのままの状態で撮影しました。結果、OⅢはピンぼけ(涙)。スターシャープで誤魔化してSAO合成しています。恒星にシャープ感が足りませんね~。
SⅡ・Hα・OⅢ=10mX6で、絞りはF4。リサイズして表示しています。合計3時間露出ですが、今ひとつ納得がいかない画像となりました。
いつも見慣れたこの領域、極彩色で眺めると面白いですね~。ナローフェチです(笑)。
今日は、晦日。昨夜は、薄明終了とともに雲が広がり、セッティングしていたので、フラットを撮影。日付が変わる頃には晴れていました。でも、水蒸気の多い眠い空。機材に防水のテレスコープカバーを掛けて、ゆっくり休みます。
晦日の夜から年明け三が日は、晴れの予報。月も小さいので、撮影三昧ですね!
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コメント
お疲れ様でした。私のところも湿気がひどくて、
RGBとってもちっともコントラストあがらないのであきらめでした。
SAOのバラもよいですね。コーン星雲やまが玉などいろいろ試しているのですが、この光害で
まともに見れるのは、オリオン周辺くらいでしょうか。
年末は私もバラをせっせととってみます。
投稿: まっくん | 2008年12月30日 (火) 03時44分
ベランダGPDさん、お疲れさまです。
快晴、とても羨ましくブログ拝見しておりました。ナローの解像感、良いですね。冷却CCDならではですが地球の大気というか井戸の底から覗く感じではなく宇宙空間で裸眼で覗きこむような感じで好きです。オリオン残念ですね、フィルター枚にピント合わせれば良かったと悔やまれますね。
投稿: エムティ | 2008年12月30日 (火) 10時25分
ベランダGPDさん、こんにちは。
ナローバンドによるカラー合成、良い感じですね~。
AOOの方は、RGB合成と同じような印象になるのですね。もちろん、ベランダGPDさんの画像処理を施されて上だと思いますが。
星がとてもシャープだし、星雲も立体感があります。
年末年始は、晴れの予報なんですね。羨ましいなぁ~、星三昧。
投稿: sho | 2008年12月30日 (火) 14時30分
SAO 合成自然な感じで良いですね。
私も自宅で久しぶりにナローやってみたくなりました。
ほんとに光害の真っ只中でも結構写って楽しめます。
EM11 久しぶりに出しましょうかね。
投稿: きた | 2008年12月30日 (火) 17時56分
まっくんさん ありがとうございます
昨夜と今夜も眠い空ですよね~。
一応、セットしているのですが、果たして撮影出きるでしょうか?
眠い空でもM42や馬頭あたりなら、なとかなりそうかな~。
投稿: ベランダGPD | 2008年12月30日 (火) 18時04分
エムティさん ありがとうございます
カメラレンズのピント合わせって超シビアなので、いちいち合わせ直すのは至難の業です。
広角ナローも面白いのですが、解像度が犠牲になっているので、ある程度焦点距離があった方が無難ですね。
投稿: ベランダGPD | 2008年12月30日 (火) 18時06分
shoさん ありがとうございます
ナローバンドでも自然な色合いになる対象が意外とあります。
惑星状星雲なんか問題ないですね。
光害地では、OⅢを如何にS/N比を上げるかにかかってきます。また、SⅡの星像の肥大・・・これも星をマゼンタにする要因。
先ずは、大量に撮影して、それから画像処理でシコシコが基本ですね。
今夜も晴れていますが、水蒸気の多い眠い空です。さてどうしよう。。。
投稿: ベランダGPD | 2008年12月30日 (火) 18時10分
きたさん ありがとうございます
この色にたどり着くのに、随分試行錯誤しました。また、各フィルターの露出時間が足りませんが、光害地で楽しむ一つの方法ですね。
年末年始は、光害が最も少なくなる時なので、都会でもチャンスです。
EM11と小さな望遠鏡で撮影・・・お気軽なスタイルですね。八ヶ岳と同時進行なんて!
でも、今夜のような眠い空だと、光害が増幅してしまいます。北風が吹いてくれないかな~。
投稿: ベランダGPD | 2008年12月30日 (火) 18時15分
ナローバンドの合成、神秘的な発色、素晴らしいです。
この方法だと、星雲のガスの組成の違いがよく判るので、鑑賞以外の用途にも使えそうです。
体力的に遠征が無理になったら、私もこの方法で自宅での撮影に専念したいと感じ始めています。
投稿: ヨネヤン | 2008年12月30日 (火) 19時24分
ヨネヤンさん ありがとうございます
本来は、観測用のカラー合成ですよね。でも、このような色合いも鑑賞用としては、大変面白いものがあります。
HSTの画像の公開で、この色にも違和感が無くなったと思います。創造の柱なんかが、このカラー合成ですね。
遠征で暗い空に行く方が、良い画像に巡り会えますが、自宅でのんびりも良いですよ!
投稿: ベランダGPD | 2008年12月30日 (火) 20時01分